税理士向け
業務効率化
MAS監査を始めたいけど、何から手をつければいいか分からない人へ
2026.08.19・Taxel編集部
MAS監査(経営助言業務)に興味はあるものの、「何をどこまでやればいいのか分からない」「時間が取れない」という理由で踏み出せない事務所は多いはずです。この記事では、いきなり大掛かりな体制を組まなくても始められる、現実的な最初の一歩を整理します。
いきなり「全顧問先」に展開しようとしない
MAS監査の導入でつまずきやすいのは、最初から全顧問先に一律で提供しようとすることです。まずは経営相談への関心が高い数社に絞って試験的に始め、レポートのフォーマットや面談の進め方を固めてから横展開する方が、現実的に回ります。
「話す内容」より先に「見せるもの」を用意する
経営助言というと身構えてしまいがちですが、実務的には試算表に加えて業界平均との比較や資金繰りの見通しなど、顧問先が自社の状況を数字で捉えられる資料を用意するだけで、面談の質は大きく変わります。話術ではなく、まず「見せるもの」を整えることが第一歩です。
属人化しない仕組みをはじめから意識する
所長個人のノウハウに依存した経営助言は、スケールしません。レポートのフォーマットを標準化し、担当スタッフが変わっても一定の品質を保てる仕組みを最初から意識しておくと、後々の展開がスムーズです。
まとめ:分析とレポート作成は、ツールに任せる
MAS監査の障壁の多くは「時間がない」ことに集約されます。決算書から財務分析・業界ベンチマーク比較・レポート生成までを自動化できれば、税理士が担うのは「先生としてのコメントを加える」10〜20分の工程だけになります。まずは数社からの試験導入をおすすめします。